知らない人のための証券レッスン

証券と知識

今や金利も世界で最低クラスの日本では、銀行口座に預けておくだけで豊かな生活ができるような時代ではなくなってきました。
この国で暮らし続けていくことを考えると、老後に備えて資産の管理や運用について個人が学ぶことはとても重要です。
しかし、証券の取引をするためには、ただ単に企業が成功しているかどうかを知るだけではなく、複雑な政治経済についてもある程度考える必要があります。
経済の動向は、景気や、輸出入、為替の値動き、法令の改正などをも孕んでいます。

ニュースで知識を得ることも大切ですが、得た知識をどう活かせばいいのかまでは教えてくれません。
出版物を読んだり、証券会社のイベントやセミナーを通して、更に深い知識を得ることが大切です。

外資系の証券

外国資本である証券の会社なんですが、私たちにとってはちょっと縁遠い存在だという気がします。その理由は何でしょうか。
それは彼らの基幹業務が株式の取引ではないからです。彼らの主な業務は企業買収などのM&A案件に代表される投資銀行業務や自社資金の活用となるディーリング業務といったものなのです。
さらに、それ以外には投資信託に代表される金融商品開発なども行っています。こうした彼らのプライシングによる金融商品は私たち国内の人間が取引する場合には、彼らとやり取りをするのではなく国内の証券や銀行を通しての取引となりますから、そのこともまた私たちと彼らとの縁遠さを決定づけている要因といえるかもしれないですよね。

証券の募集と売り出し

証券の会社の主な業務は、引受と募集・売り出し、さらに委託売買と自己売買業務の4つに分類されます。募集と売り出しが一緒になっているのには理由があります。
業務内容は引受業務と似ているのですが、募集と売り出しではややニュアンスに違いがあります。募集は、文字通り企業が新しく発行する株式等を販売する仕組みのことをさします。
売り出しは、既に株式を持ってる企業からの依頼を受け、売却を請け負うというものです。引受業務には、売れなかった株式を証券会社が引き取ることがありますが、募集と売り出しに関しては引き取ることはありません。

引受よりも募集・売り出しを請け負う方が、会社的にもリスクが少ないシステムとなっています。